2023.05.10 スタッフブログ
電気自動車入門の入門 その5 ヴィークルトゥホーム
当店スタッフブログにご訪問ありがとうございます。
オーダーメイドで作る電気自動車のカーフロアマット専門 はるみ商店です。
基礎充電の続きです。
今回はV2Hについて書いていきます。
Vはヴィークル(自動車)、2はto、HはHome(家)
車と家を繋いで電気を貯めて、貯めた電気をまた家で使うための装置です。
詳しい事は↓のニチコンさんのサイトが分かり易いと思いますので
興味を持たれた方はぜひ見てください。
https://www.nichicon.co.jp/products/v2h/
結局何が良いのかだけ説明します。
1,停電した時に電気自動車に貯めた電気が使える。
自宅充電中の場合は停電した場合自動的に電気自動車から電力を自宅に流します。
(厳密には瞬停という一瞬のブラックアウトはありますから、デスクトップパソコンにはUPSを使う事をお勧めします)
一瞬暗くなっても、何事もなかったかのように電気が使い続けられます。
もし、台風等の予測可能な場合は予め充電量を多めにしておくと良いかも知れませんね。
2,太陽光発電システムと併用した場合、昼間に売電していた電気を電気自動車に貯められる。
固定買取金額制度が終わった太陽光発電の売電金額が大変低くなってしまった場合
売電するよりも自家消費、自家消費しきれなければバッテリーに貯める事が最も経済的とされています。
この場合、普段昼間に車を使わない方には一番有効となります。
夜間電力料金が安いプランの場合は夜間の電気を貯めて、昼間に使えば夜間電力料金で昼間も使える事になります。
家庭用充電池がまだまだ1kwh当たりの金額が高額です(しかも最大約17kwh)ので、
中古車でリーフ24kwhモデルを格安で手に入れると専用の充電池にする事も可能です。
一台分の駐車スペースが占有されてしまいますが、土地に余裕のある場合は最強の組み合わせかも知れません。
3,6kwで充電できる(※車種は問いません、普通充電と違う所です)しかも、家の電力使用状況に合わせて電力量を調整してくれる。
他にももっと安く普通充電の中で6kwに対応する機種は有りますが、この6kwという出力は中々曲者でして
200Vで6kwを出すという事は30Aの電流を流すことになります。
10KVA以上の大容量の契約をされていれば問題も小さいかもしれませんが、家庭で大きな電力を使うとブレーカーを飛ばしかねません。
V2Hの中には、使用されている電力を見ながら充電量を調整する機能が付いている”物”もあります。
これなら、安心して6kw充電を利用できますね。
※車種を問わないと言っても、リーフ40kwモデルの普通充電の最大受電能力は3kwだったはずではないかと、思われる方もあるかもしれませんが
V2Hは急速充電ポートを使用しますので今販売されているCHAdeMOの電気自動車なら多くは問題なく6kwを使えます。
(CHAdeMOでもV2Hに対応していない車両も有りますから、例えばBMW等、その点はよく確認してください。)
繰り返しになりますが、詳しい事は↓のニチコンさんのサイトが分かり易いと思いますので
興味を持たれた方はぜひ見てください。
https://www.nichicon.co.jp/products/v2h/
次回は2,経路充電について今度こそ簡単に書いていきたいと思います。